太陽光発電について2022年05月04日 15時48分16秒

我が家は2009年秋に太陽光設備を屋根に設置しており、この設備が正常に動作しているかどうかを毎日の発電量として観測しています。また、1ヶ月の発電量も概略の天気とともに記録しています。パネルはシャープ製の1枚160Wタイプのもので、屋根に22枚搭載されており、合計で2.52 Kw となります。我が家の屋根は切妻タイプで屋根の向きは南側となっており、ある意味では太陽光発電にはほとんど最適という感じとなっています。我が家で設備を設置した頃、設置に対する補助金があったことから、自分の計算では電力会社への売電と自家消費分を考慮すれば16年ほどで設置費用を回収できるはずでしたが、電力会社への売電単価が予想外に安くなったことから、どうやら設置費用を装置寿命といわれる20年で回収することが出来るかどうか、不明となりました。

ここ10年ほどの我が家の発電量から考えると、太陽光設備の1 Kw あたりの年間の発電量は1200 Kwhr 程度となりますが、自家消費分を含めて電力単価を20円と仮定(尚、東京電力の場合、8.5円ですが)すると、年間の発電価格は2万4千円相当となります。10年間で24万円、20年間で48万円となり、太陽光設備が1 Kw あたり48万円以下でないと20年間で設備費を回収出来なくなります。おまけに撤去費用を考えると費用回収の可能性はほとんどありません。また、太陽光発電は当然のこととして昼間だけであることから、我が家の実績から考えると発電量の50%弱程度しか自家消費出来ず、安い単価で電力会社などへ売らされる(?)ことになります。

結果的に失敗したかもしれませんが、太陽光設備があることから、毎月に発電量とともに概略の天気情報などをこのプログに書く予定でいますので、興味があれば参考にしていただければと思います。尚、太陽光設備も自分が設置した頃よりかなり安くなっているとはいえ売電単価もそれ相応に安くなっていることから、一般家庭で太陽光設備を設置しても、その費用を電力費で回収することはかなり困難と推定します。我が家では毎月の使用電力は400~500 Kwhr ですが、これを全て太陽光発電で賄うとすれば、4 Kw 程度の設備を設置し、15 Kwhr 程度の充電池があれば可能と推定しますが、多分、300万円近い費用が必要なはずなので、費用効果的にかなり厳しいでしょう。最も、EVを利用し、天気の良い日は充電池代わりに利用するとか、EVを利用するのが週末だけであれば、別の結果になるのかもしれません。