去年収穫した里芋の親芋2019年01月06日 10時52分20秒

毎年里芋も栽培していますが、去年の我が家の里芋の出来は近年にないほど悪く、親芋も小さかったし子芋も小さいものが幾つかあっただけ、といった出来でした。例年だと親芋は直径10cm弱程度まで大きくなり、その周りに子芋や孫芋が出来るものですが、去年は親芋の大きさが大きいもので直径4cmほどしかなく、その他はそれより小さいものばかりでした。特に栽培に失敗したわけではなく、考えてみれば去年の夏は雨不足という感じだったことから、天候の影響としか思えません。里芋というのは原産地が東南アジアのはずで、夏は暑く雨が多い地方のはずです。

小学生の頃、熱帯地方に焼き畑農業というのがあり、雑木林を焼いた跡で野菜を栽培するという話を聞いたことがありますが、不思議に思っていました。しかし、栽培する野菜がタロイモなどの芋類であれば、焼けた灰にはカリ成分の肥料が多く含まれているため、芋類の栽培には適した形となります。里芋を栽培しているのは借りている畑で、黒土の水分の多い場所のため、里芋の栽培には適しているはずですが、去年は雨が少なかった上にマルチを使用していることから、水分不足になった可能性が高いと考えています。雨が少なかったことから、6月頃に水やりをやっていれば別だったかもしれませんが、残念ながら野菜栽培にそこまで熱心ではありません。

親芋は子芋より粘り気がなく、里芋としてはあまり美味しくありませんが、味噌汁やトン汁などの具としては食べられますが、去年の芋は小さかったことから食用とはせず、今年植える里芋の種芋として使用することを考えています。このため、自分の畑の片隅で土を被せて埋めておくことにしました。こうすることで春になれば芽が出るはずなので、この芋を植える予定です。本来であれば子芋を種芋として植えるものですが、去年の場合、親芋が小さくて子芋並みのため、種芋として使用することにしたものです。親芋を翌年に種芋として使用するようなやり方は初めてで、味が落ちる可能性もありますが、販売するのではなく自家食だし、ほとんどが娘たちが食べるものであることから、幾分味が落ちても構わないと思っています。

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