待望の雨降り2012年09月02日 11時22分46秒

8月からほとんど雨が降らなかった関東地方ですが、やっとのことでまともな雨が降りました。雨が少ない今年の夏なので、そろそろ渇水ということで、給水制限が出るのではないかと心配していましたが、予想通り、北関東の一部で給水制限という話もあるようです。また、関東地方と東北地方は渇水ということで、対策が検討されている気配もあります。我が家でも雨水タンクが空になって久しく、畑の野菜や花への水は風呂の残り湯を使っており、かなり不便な状態です。野菜についても、ニンジンの種をまき、水をやっているものの未だに発芽しないし、キャベツの苗も大きくなっているのに畑に移植出来ず、困っています。

それにしても今年の残暑は異常としか思えません。暑さだけならともかくも、夕立を含めて雨がほとんど降らないことから気温は下がらず、畑の土なども乾燥し、パサパサという状態です。施設の畑に移植したブロッコリーも、心配した通り、全て枯れてしまいました。夏の暑いこの時期に、苗を畑に植えるのは気が進みませんでしたが、予想通りの結果となり、大失敗です。ブロッコリーの苗はもう一度育てる予定ですが、この暑さで気が進まず、そのままになっています。関東地方では昨夜からかなりの雨が降ったものの、乾燥した土を湿らせたという感じです。昨夜から相当量の雨が降り、普通であれば畑に水たまりが出来るものですが、そんな気配は全くありませんでした。

それでも我が家の雨水タンクは満杯になったようだし、これからしばらくは雨水を使うことが出来ます。畑の土も乾燥状態から解放されたようですが、関東地方は来週も晴れが続くようなので、まだしばらくは暑いのかもしれません。9月になってそろそろ秋雨前線が停滞しても良さそうですが、今年はまだその気配はなさそうです。9月になったのでそろそろ大根や小松菜、ほうれん草などの種まきが必要ですが、こんな暑さが続くかと思うと、種をまく気にもなれません。9月になって待望の雨(?)が降ったことから気温も幾分下がることを期待し、雨も多くなると考えて秋冬野菜の準備を始めるのが良いのかもしれません。

白菜の種まき2012年09月17日 17時43分16秒

かなり遅れ気味だった白菜の種をまきました。雨が降りそうだったので前日に畝を耕して元肥を入れ、かなりの雨が降ったことから、マルチを被せて白菜の種をまいたものです。関東地方の今年の夏は雨が少なかったことから、耕した畝はパサパサという感じで水分不足でしたが、昨日の雨で十分に水分を含んだようで、いささか水分多目という感じになりました。元肥としては6mほどの畝に鶏糞を1袋(15K)入れ、その他に有機燐を400gほど入れました。鶏糞15Kは多すぎだとは思うものの、鶏糞は水分を含むとどうしようもなくなることから、多いと思いつつ、1袋使ったものですが、有機燐も使うことから、半袋程度で良さそうな気もします。

去年は9月初旬に種をまいたので、去年と比較するとかなり遅れていますが、施設の畑では去年も今頃種をまいたはずで、しかも虫の被害が少なかったことから、今年は遅めに種をまいてみました。種をまいて土を被せた後、その上に有機の虫除け剤をまきました。ここ数年、白菜を栽培しているもののほとんどが虫に食われ、全滅という形になることから、今年は虫除け剤を使ってみることにしたものです。種をまいた時点で虫除け剤をまき、発芽してある程度大きくなったらまた虫除け剤をまくつもりで、これだけやっても駄目な場合、最悪のパターンということで、苗が小さい時に殺虫剤を使用することになります。

基本的に殺虫という行為は嫌いで、連れ合いにも、虫を殺せないようでは野菜は作れない、と言われていますが、野菜に付いた虫を取るという行為も、取った虫を殺すという行為も嫌いです。ソラマメに付くアブラ虫はどうにもならないことから、殺虫剤を使うしかないと考えていますが、白菜とかキャベツには使いたくないものです。キャベツは気温が高いと育ち難い感じですが、白菜はそうでもないことから、早めに種をまくと虫に食われ易いような気がします。今年は残暑が厳しいこともあり、ほうれん草の種まきやニンニクの植付けが遅れており、いささか不味い状態なので、今週も畑仕事で忙しいことになりそうです。

ほうれん草の種まき2012年09月23日 11時57分08秒

幾分遅めながらほうれん草の種をまきました。我が家で栽培している秋冬野菜というのは、概ね正月前に収穫することを考えており、来年の春頃に収穫することは考えていません。野菜というのは一般的に気温が下がり、冬になると育たなくなるもので、味が良くなる野菜は多いものの、12月から2月中旬頃までは大きくなりません。また、秋の1週間というのは野菜の育ちにかなり影響があり、種まきが1週間遅れると、野菜の育ちが悪くなることがあります。去年までの経験からは、ほうれん草の種は、9月10日~20日頃にまくのが良く、遅れると育ちが悪くなり、正月前の収穫が難しくなります。

本来、早めに種をまくと虫に食われ易いものですが、ほうれん草は意外と虫に食われることも少なく、幾分早めに種をまいた方が育ちが良くなります。最も、その分、旨味が少ないのかもしれません。ほうれん草というのは茹でて食べることが多いものですが、茹でると半分以下に減ってしまうことから、何となく無駄が多い野菜のような気もします。ほうれん草というのは、我が家の畑では意外と出来が悪く、苦労(?)しています。筋まきという形にすると、どうしても種をまき過ぎる傾向にあり、種を無駄にしている気がするし、バラマキという形にすると、密集した部分と種がない部分が出来、イマイチとなります。

といいつつ今年もバラマキとしました。元肥は鶏糞と化成を少々入れ、畝を耕して平らにして種をまきました。全面的にバラマキとすると、種の密集度が異なることから、畝を30cmほどの区画に区切り、その中に均等に種をまくというやり方です。こうすると比較的均等に種をまけるものの、区切りと区切りとの間は種が少なくなりますが、その辺はある程度注意して種をまきました。今年の関東地方は雨が少なく、残暑も厳しかったものですが、9月10日頃からかなり雨が降っており、水不足にはならない気配です。秋冬野菜の種まきや苗の植付け時期なので、雨が少ないと困りますが、どうやら大丈夫のようです。

大根、白菜の間引きと台風17号2012年09月29日 08時45分45秒

大根がかなり大きくなっていたことから、大根の間引きを行いました。大根や白菜は1ヶ所に2個の種をまき、2個の種が発芽した場所は、間引きを行っています。6mほどの畝に24ヶ所ほど種をまいていますが、7割から8割程度が2個とも発芽し、残りが1個のみの発芽という感じです。たまには2個とも発芽しない場所もありますが、これらの場所については、2個発芽した場所から苗を移植しています。大根の場合、移植は難しいとの話もありますが、あまり大きくならない時期に、土ごと移植すればほとんど問題はありません。白菜も本葉となりつつあることから、そろそろ間引きをする時期ですが、台風17号の進路を見ているような状態です。

去年は9月初旬に大根の種をまき、ある程度大きくなって間引きした後、9月中旬頃の台風で全滅した経緯があり、今年はそれを考えて大根も白菜も幾分種をまくのを遅らせました。このため、現在は去年の台風襲来の時期と同じ程度まで大根は育っており、ここで台風が襲来し、潮風を含んだ雨が降ると、去年の2の舞いになる可能性があります。白菜はまだ苗が小さいことや、比較的潮風を含んだ雨に強い気配があることから、そんなに心配はありませんが、去年はキャベツもかなりの被害だったことから、いささか心配です。それにしても2百10日も2百20日も過ぎたこの時期に、台風が日本の上陸しそうなんて、全く迷惑至極です。

我が家から見ると東側に海があることから、東南の風が強風となり、雨が降る台風が野菜にとって1番迷惑です。このため、関東の東側を通過する台風の影響は比較的少なく、東海地方に上陸して関東の西部を通過する台風の被害を大きく受けます。台風17号の進路がこのパターンに近いようなので、かなり心配です。この時期の台風というのは、本来であれば西風の影響を受け、日本の東側を通過することが多いものですが、今年は太平洋高気圧の張り出しが強く、逆に大陸側の高気圧の張り出しが弱いようなので、台風も西側を通る可能性が高いようです。雨を防ぐような対策が良いのかもしれませんが、風も強いようなのでどうすれば良いのか、悩む処です。