赤さび病にやられたニンニク2010年05月17日 16時56分39秒

連れ合いの希望で去年初めてニンニクを植えてみましたが、どうやら赤さび病で全滅に近い感じです。ニンニクの栽培なんて初めてだし、ほとんど何の手入れもしていませんが、今年の春頃から何となく元気がなくなり、葉が枯れてきたような気はしたものの、別に気にせずそのままにしていました。ニンニクを植えている畝の隣に早生の玉ねぎが植えてあり、こちらもそろそろ収穫の時期ですが、赤さび病が発生しているような気配があり、ニンニクも良く良く見た処、どうやらニンニクが発生源のようで、ニンニクの方はほとんどの苗が枯れかかっています。ニンニクの収穫なんて7月かと思っていましたが、どうやら今が収穫の時期のようです。

枯れてしまっているニンニクを掘ってみましたが、当然のことながらまともなニンニクにはなっていません。ニンニクなんて栽培は難しくないだろうと甘く考えていましたが、どうやらそうではなく、赤さび病に罹り易い野菜のようです。我が家では、今の時期は玉ねぎを2畝ほど栽培しており、ある意味では主力みたいなものなので、玉ねぎが赤さび病になると大被害です。ニンニク栽培を甘く考えていたことから、当然のことながら安い種を買ってきたもので、今頃になって調べてみると、安い種は赤さび病にかかり易いようです。安物買いの銭失い、ということで、畑を無駄にしたのはともかくも、去年の9月頃から今年の5月までの時間を無駄にしたようです。

ニンニクは、丈が50cm以上になるような記載がありますが、この辺で見かけるニンニクは玉ねぎより低い感じで、50cm以上もあるようなニンニクは見かけません。農薬(?)を散布すれば赤さび病はある程度対処出来るようですが、我が家の畑は農薬も殺菌剤も使わないという方針なので、病気になり易い野菜というのは、栽培に不適です。しかし、連れ合いの要求であり、ニンニクを栽培しないということは無理なので、何かの対策を行いつつ、ある程度の収穫が出来るように考えるしかないようです。蜜柑の皮が効くという話もあり、庭に蜜柑の木もあることから、来年は蜜柑の皮をニンニクを植えている場所にまいてみることで対応してみます。

気休めみたいな気もしますが、無農薬での野菜栽培が絶対条件なので、蜜柑の皮みたいなものでも試してみるしかありません。狭い畑での野菜作りなので、連作障害が出るような野菜は栽培が難しいものですが、連作障害が出ないニンニクや玉ねぎは、何とかまともに収穫出来るように栽培したいものです。大玉のニンニクは赤さび病にかかり難いという話もあるようなので、この辺も試してみたいと考えています。野菜栽培もやってみるとなかなか難しいもので、あっさり上手くいく野菜もあれば、ニンニクのように思わぬ形で病気に弱い野菜もあり、難しいものです。まあ、新しい野菜をまともに栽培出来るようになるには3年はかかると考えていることから、仕方がないのでしょう。